2006年09月23日

●宅間元死刑囚と小林薫被告人

「奈良市の小1女児誘拐殺害事件で、殺人やわいせつ目的誘拐罪などに問われ、死刑を求刑された元新聞販売所従業員、小林薫被告(37)が、6月26日に奈良地裁の公判が結審した直後、奥田哲也裁判長に『死刑にしてほしい』という内容の手紙を出していたことが分かった。地裁側は主任弁護人に手紙を送り返したという。」(毎日新聞9月22日)

 この事件、裁判所は死刑判決を下してもよいが、死刑を執行するのは何年か先にしたほうがよい。

 被告人には自殺願望もあり、投げやりになり事件を引き起こしたという部分もある。もし早期に死刑を執行すれば、被告人の自殺願望という期待に国がこたえることになり、彼に対する制裁にならない。
 さらには、早期の死刑執行は、自殺願望を持っている人が、凶悪な犯罪を犯すことを促す危険すらある。凶悪な犯罪を犯せばすぐに死刑が執行されるとすれば、自殺をしたいがその勇気のない自殺志願者が死刑をのぞんで凶悪な犯罪を犯すことも十分あり得るからだ。

 宅間元死刑囚は自殺願望を持っていて早期の死刑執行をのぞみ、そのとおりに早期の死刑は執行された。その2年後、自殺願望を持っている今井健詞容疑者が川崎のマンションから子供を投げ落とした

 両事件の因果関係はあきらかでないが、因果関係がなかったという証明はない。そして宅間死刑囚の死刑が極めて早く執行されたことはあきらかである。

 自殺願望を持っている者の犯罪を防止するためにも、早期の死刑執行は避けるべきであろう。

 
posted by ZT at 01:33| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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