2006年03月31日

麻原裁判、これで終わり?

 いわゆる麻原裁判で弁護団が控訴趣意書を提出しなかったことをうけて、東京高裁は控訴棄却の決定をした。これによりこの裁判は、異議や特別抗告が認められない限り、確定し終了することになる。

 しかし、実質審理が一審しか行なわれないでこれだけ大きな事件を確定させて良いのだろうか。確かに一審は二百五十回以上期日を重ねて十分に審理を尽くしたとも言える。つまり通常の刑事事件では三回から四回の期日で判決を下すことも多い中で、これだけの審理をした以上審理は十分とも考えられる。
 
 また被告人が訴訟に対し不真面目な態度でのぞんでいるから、二審の実質審理を受けられなくてもやむを得ない、とも言える。

 しかし一審の裁判官といえども完全無欠の神様ではない以上、事実認定に誤りがないとはいえない。もし事実認定に誤りがあると、麻原被告人が首謀者である以上、他の被告人の裁判の事実認定にまで誤った影響を与えかねない。さらに、将来この種の犯罪を防止するための政策の立案にも影響を与えよう。

 被告人が不真面目でいるからといって、これらの公的と言っても良い事柄がゆがめられてはならないと思う。

 したがって弁護団が控訴趣意書を、控訴棄却決定後に「やっと」提出した以上、高裁は実質審理を始めるべきであろう。 

 
posted by ZT at 19:11| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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