2006年06月03日

【スギ和田、盗作事件】

 「洋画家和田義彦氏(66)とイタリア人画家アルベルト・スギ氏(77)の作品が酷似している問題で、『和田氏の作品は盗用』とする匿名の投書が昨年12月、同氏の個展を開催中の茨城県つくば美術館(つくば市)に寄せられていたことが2日、分かった。」

 「同館は『スギ氏へのオマージュ(敬意)としての作品』とする和田氏の説明を受け、その旨を作品説明に付けるなどの対応をし、展覧会の中止は検討しなかった。」(共同通信6月2日)

 この事件は、細かい配慮が必要だと思う。たしかに和田氏とスギ氏の作品は似ている

 しかし似ているからと言って、それだけで当然に盗作になるのであろうか

 弟子は師の作品をまねることにより、絵画の技術を身につける。そして師も、そうしろ、と言う。

 弟子は師の作品をまねているうちに、自分だったらこうするな?とか、ここの部分は師の作品は納得できない、などと考え出す。

 そこに弟子独自の芸術性が、めばえる。

 現在の構造主義哲学も、またポスト構造主義思想も、自己(自己のオリジナリティ)は他者との関係で成り立つ、と言っている。

 単に似ていると言うだけで、盗作扱いすべきではないのではないか?

 和田氏はスギ氏に敬意を払っている以上、スギ氏の作品から学ぼうとする意志があるのではないか。だったら、和田氏はスギ氏の弟子と言ってもいい部分があると思う。

 文化庁は和田氏独自の芸術性、オリジナリティがどれだけ認められるかを専門家の意見を参考にして判断し、慎重に盗作かどうかを決めるべきであろう。
posted by ZT at 03:02| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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